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性病として昔から知られている梅毒には効果的な治療方法がある?

梅毒は、初期症状であらわれる発疹の見た目がまるで梅のようであることからこの名前が付けられました。過去には多くの死者を出した、昔から知られている感染症です。性交により感染する性病で、その感染力のつよさ、潜伏期間の長さから、歓楽街などでの大流行を引き起こします。梅毒に対する効果的な治療法がなかった時代には多くの死者を出しましたが、1943年にペニシリンによる治療が成功して以来、放置しない限りはほとんどの患者が完治する病気になりました。ペニシリンとはアオカビの一種からとれる抗生物質で、1928年にフレミングが発見しました。おできや肺炎の治療に使われるのですが、梅毒への治療にも非常に効果的です。その治療方法は、海外ではペニシリンを筋肉注射することが主流なのですが国内では認められていないため、経口薬を長期間投与する治療方法が推奨されています。症状が進行し、神経梅毒を発症した場合には点滴静注による治療が行われます。経口薬の場合は2か月間ほど薬を飲み、治療効果の判定は3か月から6か月後に確認します。梅毒の治療はかなり長丁場にはなりますが、しっかりと治療を受けることで治る病気なので安心です。気を付けるべき点が、梅毒を他人に移さないことです。潜伏期間や発疹のあらわれる前など、自分で気が付かないうちに移してしまった場合にはどうしようもありませんが、治療中に移してしまうのは認識不足です。治療期間は性交を避け、治療に専念することが重要です。そして、梅毒にかからないために予防することも大切です。特に仕事などで多くの相手と性交をする機会のある人は、発疹が出ていないか、肛門付近にしこりがないかなど、チェックしてから行為に及ぶことができればいいでしょう。仕事で性交をする機会のある人が感染してしまうと、梅毒の大流行につながります。性交のみならずオーラルセックスの時にも、コンドームの着用は必須です。コンドームでも完全に防ぐことは難しいようですが、効果はあることが示唆されています。ペニシリンによる治療方法があるとはいえ、治療期間は長くかかりますし、費用もかかります。まずはできる対策をすべて行い、梅毒にかからないよう気を付けましょう。空気感染をするウイルスではありませんので、気を付けるだけで十分防ぐことができます。万が一梅毒にかかってしまった不安がある場合には、すぐに病院へ行き、適切な治療を受けましょう。